三田村がイタリアの小都市プラートで魅せられた噴水彫刻「バッキーノ」、その映像作品を中心に作られたのが『夜明けまえ』シリーズ。壁面に街の風景写真が並べられ、空間には靴、鏡、本などが散乱するインスタレーション作品だ。本作品は、その中にあるショーウィンドウに飾られた花の画像をバッグ型にしたもので、白黒の写真が心に残る。
愛知県生まれ。東京在住。
「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに、日常の記憶や追憶のモチーフを、
写真や映像、日用品など様々なメディアと組み合わせ、私小説の挿話のような空間作品を制作し国内外で発表。
滞在型アートプロジェクト「Art & Breakfast」では、世界各地のアートスペースに滞在しながら鑑賞者と朝食を共にし、
旅の中で見つけたモノや気づきから日々生み出すインスターレションが、
生活の中に浮かび上がる社会や文化の問題を、ユーモアと批判的な眼差しを持って演じ、
観る人々の内面に現れる物語を投影してく。
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