ドイツ滞在中に描いたペーパー作品を、やました本人が縫い合わせ一冊の本として制作しました。重なり合う紙の質感やめくるごとに現れる「邪魔のない幸せ」の1ページを手に取り直接感じれる作品となっています。
1993年愛知県生まれ。2018年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。
一貫して“邪魔のない幸せ”をテーマに、差別や暴力のない世界を描く。幼少期のトラウマを原点に個人の内面と現実を往還しながら、内的世界を構築し、その画面には、すべての動植物が対等にひとつの生命として存在する。草木や色彩の粒がいっぱいに広がり、動きを感じさせる構図の中に、静謐さの奥に強い光を宿すまなざしの人物や、生命力あふれる植物が印象的に佇み、“内と外”、“動と静”が交わるパラレルワールドを生み出す。
<主な個展>
2025年 「eating a butterfly」HARUKAITO by ISLAND(東京)
2023年 「まなざしを綴る」Tokyo International Gallery(東京)
2022年 「王国のベール」GINZA SIX 銀座蔦屋アートウォール(東京)
<主なグループ展>
2022年 「式畫廊開幕首展」SAN GALLERY(台湾)
2022年 「“Ampersand”旧图像世的挽歌」東京画廊 + BTAP|(北京、中国)
2021年 「TAION When we talk about our world.」Spiral Garden(東京)
<パブリックコレクション>
愛知県美術館