¥330,000
対象物を3Dスキャナーで入力し、プロッターで削り出す。出来るかぎり、素材と作者との関わりを遠ざけた彫刻。これまで乾漆や螺鈿といった古くからある工芸技法を用いた彫刻で、静謐な空間や光を表現してきた保井智貴の初めての試み。「Left」=左足と名付けられた靴には、もう片方の靴も、そして、それを履く人の存在も既にそこになく、螺鈿のキューブが組み込まれた靴の周りには、人の気配と記憶だけが広がる。
保井 智貴について